日月日誌 hitsuki nisshi  

来し方行く今と日々のアーカイブとして綴っています

世界でいちばん美しい村

ここ数日間、さまざまなことが巻き起こるなかで、

体調が崩れ、ここ数年で一番心も落ちこんだ。

誰かが自分の中でオイオイ声を上げて泣いているもんだから

ちょっと泣いてしまった…(あちゃー(/ω\) 

 

が。

が!!

アンマのダルシャンのお陰か、ハートだけはずっと暖かい。

これはすごいことだなぁ…と、思う。

ここが暖かいと、落ち込みながらも浮上していられることがわかった!

そして、にわかにそんな自分を観察している自分すらいる。

あたし少しずつ成長してるのねー・・・・

と同時に、アンマの存在が、ほんとうにありがたいです。

 

そして、今日は、おいしいインドカレーをご馳走になりつつ

インドのブラマチャリーからいろいろとお話を聞きました。

あーもっともっとつっこんで話したかったなー

でも、楽しかったです。

 

さて。

今年の2月に「世界でいちばん美しい村」という映画を見た。

世界でいちばん美しい村予告2分バージョン - YouTube

 

ネパール大地震で壊滅状態の村を訪れた写真家が、

はじめてスチールでなく、映画を撮ったのがこの作品で、

アシュバドルという男の子の家族や、村に通う看護師、神秘的な風習や

ヒマラヤの大自然を、取りいれながら、復興へと奮闘する人々を撮ったものです。

すばらしい映画でした。

 

取り分け、ガトゥと呼ばれる穢れのない少女が、

グルのマントラによって、意識の無い状態からからだを揺らしながら

動きはじめるダンス(ラプラック村でもっとも重要な「儀式」)は圧巻で、

踊りの初源がここにあると思った。

美しかった。(1:20付近に予告編にもちらっと出てますね)

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ハニー・ハンティングという、崖に生息する蜂の蜜をあつめるハンターは

特別なマントラを唱えながら狩りをする。

もう蜂が辺りに凄まじいのだけれど、

あるマントラを唱えているハンターの周りだけは、蜂は近寄ってこれないのだそう。

(1:30過ぎです!圧巻)

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被災している場所に住む少女と少年がメインの人物として描かれているけれど、

彼女をみていると、生命力のもつキラキラした輝きが心を打つ。

 

家族全員で歌を歌ったりするシーンがあるのだけれど、

「演出」とか「やらせ」でできるような場面ではなくて、

ほんとうに歌いたくて歌っている光景がそこにあった。

 

 

「世界でいちばん美しい村」という、

文科省推薦道徳教材のようなタイトルであるこの作品のタイトルを上げて

作家の田口ランディさんは、こう推薦文を書いていた。

 

「これは『美しい』を美醜の領域に貶めてしまった人間に対する、

監督からの挑戦のように思えた」

 

わたしが観た回は、最後に監督の挨拶があった。

監督は最後の最後でこう言っていた

(たぶんどこの回でもこれだけは言ってるんじゃないかなーと思う)

 

「ラプラック村は、ヒマラヤのある場所にある村です。

ですが、世界で一番美しい村は、あなたの心の中にあるのだと思います」

 

これは、ドキュメンタリーという形式を取っているけれど

監督の目によって構成された「物語」であって

この村は実在しているけれど、その現状の詳細なルポよりも

もっと伝えたいことがあって、

それを表現したのだと思う。

 

リピーターがものすごい多いこの映画は、たしかに映像がきれいで

メッセージがわかりやすいかもしれないけれど、

ただ、被災地でひたむきに生きる人々の美しさを取っただけでなくて

わたしたちの心の中にある「美しい村」を呼び起こすための

祈りみたいなものが含まれているとおもう。

サインしてもらった監督の目が

キラッキラしていたのがいまでも印象にのこっている。

 

わたしはこの映画が、被災地や、ネパールの人々の今についての

ルポルタージュ」じゃなくてホントによかった。

それはまた、別の人の仕事だと思うから。

 

わたしのなかに埋もれていた「美しい村」を掘り起こしてくれて、

ホントによかった。

 

ありがとう、「世界でいちばん美しい村」。

 

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