日月日誌 hitsuki nisshi  

来し方行く今と日々のアーカイブとして綴っています

Incredible !ndia の旅。② 巡礼の巻

今日は、KOUさんにプラサードをお届けにあがった。

(KOUさんとのお話はこちら→

うれしくて、うれしくて。 - 日月日誌 hitsuki nisshi) 

わたしのささやかなお土産に対して、なんと

帰国のお祝いの花束と、果物を頂いてしまった…過分である。

非常に過分であり恐縮してしまいました。ありがとうございました・・・。

うれしくて、うれしくて

これはもう、うちの新しい神像に召し上がっていただくしかないと思い

帰ってからすぐにお供えをいたしました。

 

さらに、KOUさんは

わたしの話を聞いて、はっとする視点から感想をくださり

そうか~!とびっくりしたし、とても嬉しかったです・・・・

このはなしはまた書きます。

 

インドに行く前に

「なんでインドなんか行かなきゃならないんだ!」などと

超ネガティブになっていたわたし(愚かであることよ・・・)に

最後のヨガで「絶対何か意味があるよ・・・」とおっしゃっていただき

とても気持ちが楽になったのだけど、

結局のところそれは本当で、しかも

KOUさんのところで祖先に対するワークをしてからインドに行ったことに

ものすごい意味があったのだった。

 

さて。

わたしはこの旅のヴリンダ―ヴァンで、去年はあまりできなかった

パリキュラムをすることを目的にしていた。

パリキュラムというのは、「巡礼」のことで、

巡礼は、基本裸足で行い、さまざまなパリキュラム・ロードがあり

そのなかでもほんとうは、森の中を歩きたかった。

が。

この度はかなりの集団だったため、

それはかなわないかなーと思っていたのです。

 

朝は4時半からチャンティングが始まるので、そのくらいに起き、

神像にバジャーンをして、トゥラシーの周りを歌いながらまわり、

プラサードを頂き、それが終わるが大体6時。

 

その後、私と友人は、外のチャイ屋さんでチャイを楽しんでいた。

それから、「何となく時間もあるし、ちょっと散歩しよう・・・・」

ということになり、散歩を始めると、

わたしが去年歩き回っていた道に出くわして、

懐かしいのでふらふらしていると・・・

 

なんだか大音響でマハ―マントラが響いてきた。

 

大群衆がこっちに向かって歩いてくる。

 

f:id:akikologue:20171026232005j:plain

 

すごい迫力で。

 

 

「この波に飲まれたい」

 

と、わたしの本能がそう告げた。

 

わたしたちは波に乗って歩き始めて・・・・

はたと、

 

これって、あれなのかな、パリキュラムなんじゃないのかな?

 

と気づいた。

 

私がパリキュラムをしたいと願ったために、

クリシュナ先生が気をきかせて、波を送ってくれたのに間違いない。

そう思ったわたしは、行けるとこまでいってみようかな、

的な感じで波の後からついて行くことにした。

 

朝日がまぶしい。

 

波に飲まれて歩いていると、ある寺院に着いた。

 

こじんまりとしているが、みんなここで礼拝を始めた。

見よう見まねで中に入る。

 

すると・・・・

「お待ちしておりました」

的な顔で話しかけてくる少年が居た。

 

話しかけてくるのだが、なんとなく英語なのかヒンディーなのか分からない。

分からないが、なんとなくすばらしく可愛い男の子なので、話をきいていると

ここは、「ジャガナータ寺院」であることが分かった。

ジャガナータという言葉に聞き覚えがあった。

更に、「鐘を鳴らしてプラサードを食べて行け」らしきことをしきりにすすめるので

朝ごはんも食べていないし、その通りにすることにした。

 

しかし、集団はもう先へと行こうとしているので、

あせりつつ急いでご飯をかけこんで、寺院を後にしようとすると

なんとなくその男の子が

「ロシア人の女性も一緒に行くからちょっと待ってて」

と言っている(気がする)。

後ろを振り向くと、一生懸命プラサードを食べている白人女性がいる。

 

なんとなく待たないといけない感じなって

その女性が食べ終わると

「それじゃ行きましょうね!」

的な感じになって、私たちは4人でなぜか巡礼を続けることになった。

 

その子は名前を、ムリダンガ・ダス(Mrdanga Das)といい、

「ムリダンガってあれだよ、太鼓の事さ、僕は太鼓が上手いんだ」 

的な事を告げた(と思う。どうやって会話が成立していたのかは今もって謎)。

といいながら、両面太鼓をたたく動作をして笑った。

 

素晴らしく可愛い。

「あんた、少年にもてるよね」

と友人がウケていた。

 

その後、ロシア人女性からパリキュラムはいかなるものであるかのレクチャーがあり

道がクロスしているところが大事なんだと教わった。

「それにしても、なんであなたはサリーを着ないの?」

と、ほぼほぼ「寝巻き」状態であったわたしの洋服を見ながら言い

それを聞いたムリダンガが内容を理解して爆笑していた。

 

f:id:akikologue:20171017071407j:plain

 

※寝巻きであるく私とロシア人女性とムリダンガの図。

友人が撮ってくれた・・・それにしても朝日がすごいね・・・・・

 

さらに、私の友人が車道に出て生えている木を迂回しようとすると

神さまを回るときは「右肩」を軸にして回ることなどの注意を得、

「こっちこっちこっち」とわたしが彼女を呼ぶと

彼は真似をして「コチコチコチコチ・・・」と言いながら

爆笑するのだった。

 

彼はあまりにピュアで、

まるで子供のような一途さと純真さでわたしたちを引き連れて歩いた。

一緒にいるだけでこちらまで浄化されてくるのだった。

 

「この状態で生きれたら、無敵だ」

わたしはそう感じた。

誰も彼をおかすことなどできないだろうと思った。

 

ロシア人女性が

「あなたのお友達に、あなたが太鼓をたたくのを見せてあげなさいね」

と彼に言うと、彼ははずかしそうに、

ほこらしそうにうなづくのだった。

 

そして、ついに、

彼のホームグラウンドである、イスコンの寺院に着いた。

どうやら、ここに連れてきたかったようだ。

ここは、要人のマハーサマディの場所で、すばらしい気魄に満ちていて

外国人も現地人もものすごい数の人がいた。

 

入るや否や、楽器の演奏の音とバジャーンが聞こえてきた。

が。

わたしたちは、寺院内でムリダンガを見失った。

 

とおもいきや!

 

彼はそのバジャーンの楽隊の列の一番後ろに位置し、

誇らしげに、得意げに、こちらを見ながら

「ムリダンガ」を鳴らしながら、

儀式に参加しているのだった。

 

まるで、おとぎ話をみているかのようだった。

 

巡礼は、つづく。

 

f:id:akikologue:20171026234049j:plain

ムリダンガ・ダス