日月日誌 hitsuki nisshi  

来し方行くさき今の日誌

福音は小さい音

ものすごく目のきれいな女の人と、

ものすごく笑顔のはれやかな女の人に会った。

ふたりともダンサー上がりのロルファーと整体師だった。

 

足の骨のつきかたから、動き方から、使い方から…

を丁寧に説明してもらって

ものすごく地味で繊細な骨と筋肉の動かし方を教えてもらった。

いずれも、繊細に集中さえできればいつでもどこでも場所を選ばず出来る

チューニング法。

足根洞(そっこんどう、と読む)の広げ方で、足の骨の動き方から

身体の軸までが連なって変わっていく・・・のがありありと体感できて…

今すぐにでもMさんに伝えたいこの足の骨のこと…とワナワナした。


そのあまりにも地味すぎる講座には、ちら、ほら、しか人がいなかった。

が、目のきれいな講師の先生の声も話し方も、内容も

無駄なく、実用的で、論理的で、身体のことを伝えることが

楽しくて仕方ないのが伝わってきて、それはそれは

すがすがしかった。

 

「正直、運動能力には上限があるんですよ。

…でもね、感覚能力は、いくらでも広げていける。

それでね、感覚機能が磨かれたら、運動機能もまた伸びるんです。」

と言って笑われたけれど

その瞬間、わたしが

「ああ!」

とがつっとくいついたので、びっくりしたのち、コクコクと頷かれて笑われた。

 

「でもね、感覚能力は、いくらでも広げていける」

40歳になっても、50歳になっても、60歳になっても、、、、

感覚は、いくらでも、広げていけるんだ。


そう思ったら、目の前の霧がぱっととれて広くなっていった。

 

「楽~にね。らく~にやるのがコツです。」

 ってくりかえされたけれども、

たぶん、そうとう強硬に身体をつかってきたひとだから

なおさら、そういう言うんだろうな と、感じました。

らく~に、なが~く、最強。

最近は、そう感じるようになりました。 

そして、たったの1時間半の合間をぬったような時間の後に軸がスッコーンとなり、重心が落ちた。

 

ほんとうに大事なことは、こっそり語られて

ほんとうに大事なことは、ほんとうに小さなことだったりする・・・・・

ん、だ、ね、と、今更ながら、感じました。

 

もっと繊細になりたい。

もっと人の気持ちがわかるようになりたい。

もっと自分の気持ちがわかるようになりたい。

もっとすべてに対して敏感になりたい。

もっともっと感じて生きていたい。

 

を、あきらめなくてもいいどころか、どんどん広げていけるんだ。

それもなにものにも、さまたげられることなくと思ったら、 

あったりまえなことだと思うけれど、

あまりにそれは素晴らしいことだとおもってしまって

また涙が出た。

赤子もびっくりな涙腺の脆さよ。

 

f:id:akikologue:20170801223651j:plain