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日月日誌 hitsuki nisshi

from akiko otsu <来し方行く末と今の日誌>

ワタシノ・グレート・ジャーニー㉔ 誕生~北米編

踊りの感覚がやっと戻ってきた…

「気持ちがやっと戻って来たじゃないの」

とさらっと解る師匠の読みというか…感覚というか…すごいわ。


それにしても、調子がずっと悪かったので怖かった……。

まだ先だから怖さは残るけど、、、でも

許されていると感じているときに人は深いところまで降りていける。

そう思いました。

そして。

生まれてきた以上、みんな生きることは許されている。

だけども。

それを感じ続けるためには日々なにかしらで曇ってきてしまう窓(心)を

自分で拭くようにしないといけない……

とも思いました。

人生は一生お掃除の言葉が思い出されました。

 

そうそう!

 

死にそうになった話でした。

 

イギリスで

自転車ごと吹き飛んだ話です。

 

つづきです!

 

そうです。

猛スピードで下っていた坂の前方にあった穴に自転車の前輪が嵌った瞬間、

わたしは、死ぬな…と思った。

と、同時に、わたしの頭は超高速で考えていました。

右に倒れたら、このハイウェイのような速度の車に轢かれて粉々になる。

左に倒れたら、ガードレールに全身を打ちつける。

どっちがマシかしら?

どっちもヤだ!!!

けど、でも、

ガードレールのほうがまだマシ、多分!!!

と思い、瞬間的に左に身体を傾けたところまで覚えています。

 

 

 

次の瞬間。

 

 

 

私は道路の上に丸くなって転がっていました。

 

 

何がなんだか分からない。

 

 

どうやってそこに転がり込んだか全く記憶がないのですが、

吹っ飛んだところのちょっと先が、チェーンの装着所として、

若干道幅が広くされてあるところだったのです。

 

状況がよくのみこめず、私は声もでず、ブルブル震えていました。

自転車は途中で曲がっていました。

 

ふと気づくと、誰かが心配そうに私の顔を覗き込んでいます。

その一部始終をみていたらしい一台の車に乗っていた人が車を止めて

降りてきてくれたらしいことにようやく気付きました。

 

わたしはまだガタガタ震えていて声がでない。

「大丈夫?ほんとに…よかったね…ショックだよね、、、。

どこまで行きたいの?乗せてあげるから、車に乗りなさいね」

促されて立ち上がると、右膝がズキンとしたくらいで、大丈夫。立てる。

 

私はその心優しい家族に隣町まで車で乗せてもらいました。

背中を誰かがさすってくれている。

でもクルマの中でもほとんど放心状態でした。

 

隣町らしいところに着いた。

 

「ココデ大丈夫デス…」

 

「ほんとに、大丈夫? 心配だけど、そういうなら…」

 

お礼もそこそこで、降ろしてもらいました。

放心状態は続きました。

 

しばらくして我に返り、足を探ってみる。

右足が少しあざになっているけど、

それいがいは、問題なさそうだ……

 

よかった。

 

 

よかった、生きてる、、、

 

誰かが多分助けてくれた。

気のせいかもしれないけど、そんな気がしました。

 

自転車の歪みを何とか修正して、

来た道をゆっくりゆっくり何時間もかけて歩いて帰り、

何事もなかったかのように笑顔で滞在先のおかあさんに

「楽しかったです!」と報告しました。

そして、泥のように眠りました。

 

 

その後、私は懲りずに旅を続けるのですが…

 

 

フランスの山の中で迷子になるのです。

 

まったく懲りてません…。

 

歩けば歩くほど、どこに居るのかわからなくなる。気持ちは焦る。

この道だっただろうか……と再度方向を変えてみるものの、

よりいっそう自分の位置がわかならくなる……ということを繰り返しているうちに

 このままでは日が暮れる!

 

ほんとうに、冷や汗がでてきました。

誰にも言わずに来たから、誰もここまでは探してはくれないだろう。

 唯一覚えていたフランス語の

Au secours ! (オ スクール)= 助けて!」を連呼してみるものの、

だれにも出会いません。

 

次の瞬間、

不思議なことが起こりました。

 

一旦足をとめて振り返ったとき、

今たどってきた道と全然違う道が現れました。

あれ?

ここ…知ってる。

 

目を疑ったのですが、

行きに来た道で見覚えのある場所だった。

その道を、た時と反対方向に歩いてみたら、

スタート地点に戻ったのです。

 

 

迷子になったと勘違いしたのかな?

何度も首をかしげたのですが、よくわかりません。

 でもそのときふっと、山の神さまのことがよぎりました。

 

私の実家は山間のちいさな村なのですが

うちの裏の山の中にちいさな祠があって、

そこには「山の神様」とよばれる(そのままだけど)神さまが祭られており

わたしは小さいころから大変敬虔な「山神さま」の信者で

いつも掃除し、気づいたときにはお神酒をあげ

何あるとそこに駆け込んで慇懃に「山の神様…」と話をきいてもらい、

この旅のまえにもよろしくお願いしますを伝えてきていたのです。

これは山の神さまが助けてくれたのだろうと。

そのときはそのように納得しました。

 

 

一気に話が飛んでしまった( *´艸`)

 

色々とあった旅ですが、この2回は

ほんとうに死ぬかもしれないと思いました。

でも、死なず、また、凝りもせず、私は旅を続けるのです。

 

イギリスでは何軒も滞在をし、

フランスではお城のような豪邸に住み込み、

マリオンの家に泊めてもらい

南仏の避暑地で真っ黒になりながら仕事をし、

いやおうなく各家庭の家族模様を観察しつづけます。

そんなことを続けながら、いったん滞在をストップし、

純粋な旅行としてスペインへ足を延ばしました。

スペインでは、「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」とよばれる

巡礼の道があり、それはフランスとスペインの国境からスタートしています。

四国で言う、お遍路。

お遍路よりも距離自体は若干短いようですが、

山脈を超えて歩くのです。

こんなかんじ。

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路 - Google 検索

 

ほんとうは巡礼の道を全部歩きたかったのですが、

それは無謀なので、その幾つかの巡礼宿にとまりながら、

今後について思いめぐらせました。

 そして、こう結論を出します。

 

 

家庭訪問はもうこのへんでいいだろう。

 

 

インディアンに近づくたびは、いつの間にか

家族を知るための旅へと姿を変えておりました。

 

 

わたしは再度フランスへ入国し、

マレーシア行きのチケットを確保します。

 

明日は最終回です!多分!!

 

乞うご期待!!