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日月日誌 hitsuki nisshi

from akiko otsu <来し方行く末と今の日誌>

ワタシノ・グレート・ジャーニー⑲ 誕生~北米編 

去年、はじめてアンマのダルシャンに行きました。

そういえばそのころ、自分の適当なメモがわりにしようと思ってブログをつくり、

「アンマのダルシャンに行った」とかいう記事をちょこっと書いたんですね。

1か月に一回も更新しないという幽霊ブログでありました(+_+)

アンマのダルシャン会場の様子、人がほんとうに 多いのに、なんでこんなにスーーーとしてるんだ、ここは!とても驚きました。

 

 

その当時私はまだ会社員をやっており、

「ダルシャン会場って渋谷なんだ…

仕事おわってからで間に合うな…(渋谷で働いていたから)」

と思って、まったくなんの予備知識も下調べもしないで行ってしまいました。

あのときは、7月でした。

 

実はその前日、私はあるきっかけがあり、ある決心をしました。

 

「……会社、辞めよう」

 

…入社してから幾度となく思っていたわけですが、

始めるは易し、辞めるは難し。

なんてったって20代後半は、毎日そこにいたのです。

傍から見たら優良ホワイト安定企業みたいな感じでしたし、

社員全員知り合いみたいな会社で、

ちょっと浮いていた私を面白がって

心から可愛がってくれた器の大きな人もいたし、

話せる同世代もいて、浮いたスタンスも案外認められつつあったけど

……どうしても今辞めないと、と思ってしまった。

 

その日。

 

お昼休憩に出たわたしは、

渋谷東急横のセガフレード・コーヒーで、ひとり。

 

「絶対に(上司の)中野さんに言うんだ。絶対言うんだぞ!言うんだ!」

てなことを繰り返し心に言い聞かせていました。

休憩時間が終わり、裏口から会社に戻りました。

 

すると……

 

なんと………

 

 

中野さんが。

裏口からまっすぐのところにある給湯室で、お弁当箱を洗っているの発見!!

 

神様のくれたチャーンスー!!!!!!

逃しちゃダメ!!ゼッタイ!!!

 

ということをコンマ何秒かの間に思い、

中野さんに駆け寄った。

 

「おお…?」

「あのお…その……ちょっとお話が。」

「あ、そうなんだ、、、。別の部屋行く?」

「いえ…ここでいいんですけど。あの…ワタシ。会社辞めます!!」

「あ、そうなんだ。……え?え?あのさ、チョットさ、

チョット待ってくれる?次とか決まってるの?」

「何にも決まってないんですけど…辞めたいです!」

「、、、いつ?」

「出来るだけ早く。8月とか、、、」

「……ちょっとさ、今日はさ、ちょっと待ってさ、

とりあえず一週間考えなよ。

普通はさー、そういうの三ヶ月まえとかにいうんじゃないの?すくなくとも、次をきめてからとかさ。

「…んん…は、はい、、、」

 

という一日でした。

言っちゃった私。

言っちゃんたんだけど、とっても冷静だった自分に驚きつつ

定時退社して、ダルシャン会場に走った。

が…おなじ渋谷とはいえかなり離れた場所だった…

間に合いそうになくなり、途中でタクシーに飛び乗って、

定刻。

ずらりと行列ができていました。

なんと…いつなんどき自分の番が来るかかわからないというダルシャン。

わたしはぎりぎりの時間にいったので、

順番的にかーなーり後でしたが

アンマに会えた…… 

 

今年も、行けるかな……いまは会社員じゃないから、朝イチで。

行きたいのです。

ーーーーーーーーーーーーーーー

さて。

そんなこんなで、旅も佳境です。

現在はハイダ・グワイ。

当日は、クィーン・シャーロット島。

 

わたしが心の底からあこがれて行きたかったその島は、

ほんとうに不思議な場所でした。

 

晴れと雨と曇りが数時間おきにやってくる。

 

うっそうとした茂みにはbluck currentsとよばれる

とてもおいしい実がスズナリになっていて、クマも好むとか。

カワウソの家族がコールタールの塊のようになって

海べりの桟橋のあたりをころげまわっている。

月夜の晩に、無理を言って、カヤックで上流から下流にある家まで

漕いで渡らせてもらうと、シン・・・としたなかに、

たくさんのものが息衝いている。

朽ち果てたトーテム・ポールが現れてもなんの違和感もない

土地の力がある場所だった。

 

わたしはここで、

リンダのふたりのお嬢さんルーシーとチャスに出あうのです。

彼女たちは、ほんものの野生児。

ものおじせず私にガンガン英語で話しかけてきます。

そのおかげ、わたしはここで出国してから1か月目をむかえたあたりに

せきをきったように英語を話せるようになったのですが……

 

ルーシーとチャスのまわりで、自然は、やさしい。

トランポリンでポンポンとんだと思うと

枠から飛び出してばたっと地面に転がっり

そのまま向こうまでごろごろ転がっては飛び起きて満足そうにわらう。

アキコもきてよーと一緒にトランポリンをすると

からだをゆらして喜んで笑いがとまらない。

巨大な犬と一緒に茂みにとびこんで、

ブラックカレントを食べて手を真っ黒にしてご満悦になったかと思えば

雨だ!とわざわざ土砂降りに飛び出してはどろどろになって帰ってくる。

言う言葉はとっても大人びていて、実にテンポがいい。

 

 

本人たちは「学校に行っていない」ということが世間から見たら

「学力的に劣っている」とされることを十分よくわかっていて、

リンダが「ちゃんと宿題やりなさいよ!」と机にむかわせると

ばつがわるそうに、ちょっと卑屈に問題にむかう。

わたしはお話を読んであげる係で、

読んであげると目をかがやかせて聞きながら

発音をなおしてくれた。

 

彼女たちの魂からの伸びやかさとか

キラキラキラと

まわりの自然が彼女たちを祝福するようすをみながら

わたしは、軽くショックをうけ、

彼女たちに、嫉妬した。

 

わたしも、こうで、あったはずなのだ。

ずっとこうでありつづけたかったのだ。

ずっとこうであれるはずだったのだ。

そうなんだ…みんなこうなんだ…

 

 

なんで、わたしは学校の先生と喧嘩したあのとき

ばかばかしくなって登校拒否してたあのとき

親に殺してくれとさけんだあのとき

死のうとおもってもがいたりしたあのとき

「もうやーめた!」って言ってさっさとドロップアウトして、

自分の好きなことなんだ?

って向きあわなかったんだろう。

 

わたしは彼女たちと一緒に過ごしながら、

あたまのなかで、

そういう思いが怒涛のように渦を巻きはじめました。

 

今は、これについては自分なりに結論はでてるんです。

……閉ざされたあの環境でドロップアウトしたら、

たえきれずにわたしは本当に、死んでしまってただろうな、と。

ドロップアウトせずにレールに嵌った体ではからずも東京に出て、

古郷からはなれ、親から離れ、

たくさんの人に出会ってようやっと

矢印をほんとうに自分のほうに向けはじめたのかなと。

 

ですがこの時は、まだ、そんなふうに割り切れず

わたしは、図らずも夢見たクイーン・シャーロット島で

自分のおろかさを悔やみ始めていました。

 

 

4月中に、テスト前状態から脱する宣言をしたので、

どんどんお話もすすめてゆくぞ!

 

つづく!!