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来し方行くさき今の日誌

ワタシノ・グレート・ジャーニー⑧ 誕生~北米編

昨日のカレー屋さんは、漫画が良かった。

しかし。

カレーやさんに行ったのですから、

おいしいカレーが食べたいものであります。

 

高円寺のカレーやさんといえば、ニュー高円寺インディア、であります。

写真一覧 ニュー高円寺インディア 高円寺 - Retty

この安さと美味しさと温かさ。

言葉はできないけど一生懸命な接客。

はあ……見習わないとな~こういう素朴さ。

好きだな~ここのインドカレー

 

 

さて。

何とか誕生日を迎えるまでには

けりとつけないといけない!

なんていう気がしてきました。。。がんばるぞ、、、

 

小笠原諸島、父島。

ここへは、フェリーでしか行くことができません。

しかも、そのフェリーも毎日運航されているわけではありませんので

隔離状態となります。

東京都とはいえ、陸の孤島

5、6日間くらい滞在していたと思います。

 

宿に選んだ格安ユースホステルにはいろんな人が泊まっていました。

とくに、本業は別にあれど写真を撮りに来ている男のひとが幾人もいた。

 

クジラを撮る歯科医、プーさん。

痩せて真っ黒で、写真家というか冒険家という風情で、

命がけの撮影をする変わり者。

島にスクーターを持っていて、いつも数か月滞在し、

ここのことは何でも知っている。

 

つぎに、小笠原を撮る大学教授助手、Sさん、文学専修。

小笠原で出逢って10年付き合った彼女と別れたばかりだといい、

そのせいか?攻撃的なところの感じられるひとでもあった。小柄だけれど端正な顔立ち。

 

海と小笠原を撮る商社マン。

商社マン7割、写真2割、その他1割という感じ。

 

それから、私と同じく、いちげんさんの観光客ももちろんいました。

機械メーカーに勤めている30代くらいの会社員。

ものすごい男性風でカッコイイOLのSさん。

なにを目的できているのかよく分からない税理士。

とにかくイルカが好きで、イルカみたいな目をした真っ黒に日焼けした主婦

ものすごい博識なのにアルバイトしかしていないという、私より少し上の女の子。

 

なぜかそんなひとたちが、ユースホステルで一緒になって

船をチャーターし、海へ出るための小さな集団ができあがりました。

 

ご飯を食べていたら、いろんな話に花が咲いている。

わたしは話すこともなく、ただただ聞いている。

 

とくに面白かったのは、写真家歯科医プーさん。

「いや~白いひれで泳いでいたらさ、マッコウ(マッコウクジラのこと)が

俺のことイカと間違っちゃってさ~。飲み込まれかけたんだよ。

クジラは基本的に人間は食べないんだけど、

あの時は焦って、クジラの口の中にカメラを置いてきちゃったんだよ」

 

クジラの話から、歯の磨き方まで面白い。

ぶっきらぼうながら、いちげんさんにも分かるように、

話を弾ませてくれているのがわかる。

 

Sさんは対照的に、ものすごく社交的で、明るい人なんだけど

どこか人をよせつけないものがあった。

でも、朝はおどけながら「おっはよ~」とあいさつしてくれたり

「友永さんていう写真家さんの小笠原の写真がぴかいちなんだよ」と

教えてくれたり、気を使ってくれる。

 

そのほか、即席の船のなかまたちはみな、とてもいい人たちだった。

ここでしか会うことのないだろう人たち。

有限な時間の中でみんなが精いっぱい楽しもうとしている。

 

数日間は、小笠原の海へ潜りに行った。

戦争で大破した沈没船が沈む、

素潜りでどこまででもいける遠浅で美しい海。

錆びた船内に熱帯魚みたいなきれいな魚が戯れている。

 

私はわき目もふらず、潜り、ぐんぐん泳いだ。

こんな海に自分がいることが信じられない。

私たち以外誰もいない、海。

 

そのあとプーさんが、島でゆいいつ日用雑貨が売っている不思議な店に

スクーターで乗せていってくれ、ジュースをごちそうになったり、

それが翌日「あのプーが女子大生ナンパしている」という島内ニュースになったり、

夕暮れ時は、住民も観光客も、日が沈む丘に登ってビールを飲んだり、

夜は、「ヒカリゴケがね」なんて不思議な話で盛り上がったり。


なんだか、クラクラするような旅になっていった。

 

そしてついに、船で沖合にでる日がやってきた。